音と言葉

3歳の娘がどんどん言葉を覚えていき、
いろんな歌を覚えていく。

1年くらい前には全然話せなかったんだから、
その学習力にびっくりします。

少しカタコトを話しはじめた頃、
絵本などを指差して「これは?」とよく僕に聞いてきました。

例えば「りんご」と応えると、僕の口をよーく見ながら、
「もう一回」と言って、繰り返し僕に話させてました。

口の動きをよく見ながらよく聞いて、
聞いた音を真似して言ってみて、
ちょっとずつ聞いた音と言った音を近づけていった。

大人はいろんな情報を本とかネットとかから、
文字で得ることが多いけど、
小さな子どもは文字を読めないから、全て耳で覚えて。

音の聞きとりというのは、書き取りよりも
原始的な人間の能力なのですね。

at 00:01, OTOLAB, 生活・日記

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Bird Listening

森に入って、バードウォッチングならぬバードリスニングするのが好きです。

鳥たちの歌に耳をすませて、口笛で歌を真似てやるんです。

すると、また鳥の方から同じ歌が返ってきたり、

少しメロディを変えて歌ってきたり、

他の鳥が歌のやりとりに入ってきたり...

そんなやり取りを鳥とできて面白い。

そうやって鳥と遊んでると鳥たちは自分の歌声を自分でよく聴いていて、

純粋に歌を歌うことを楽しんでるように感じます。

ウグイスは特に歌が上手で、ホーホケキョという鳴き声を

いろんな高さに移調して歌えるんですよね。

森には、人間が聴こえる領域以上の高周波があふれていて、

それが森にいると気持ちよく感じる理由のようです。

at 03:02, OTOLAB, 生活・日記

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ネガティブポジティブ

ポジティブな言葉しか受け入れないことは、
ネガティブな姿勢だろうと思う。

クソッ!とかボケ!とか言いながら
前に進んで行ったらええやん。

自分に嘘つかんかったら
ええやん。

そうしたら、
いろんなことが許せるでしょう?

僕はそんなことをロックではなく
アートから学んだ。

ダムタイプの古橋が亡くなった歳を追い抜いた。

at 00:13, OTOLAB, 生活・日記

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エドワード・ゴーリー原画展

エドワード・ゴーリーの原画展がグランフロントでやっていて、仕事帰りにふらっと立ち寄った。ゴーリーを初めて知ったのはかなり前のことで、不気味だけれども、どこか可愛げのある黒白の絵の世界に魅かれて、ずっと好きだった。

会場にはゴーリーの絵本がたくさん積んであったから色々読めた。子供が力のなさに不幸な状況に引き込まれ、ついには不条理な死を迎える。そんなストーリーが多い。僕はゴーリーの世界観をこれまでストーリーと切り離して、絵の表現として受け入れてきたけれど、ストーリーと絵を一緒に見ることで、ゴーリーの特異な才能がわかった気がした。その才能は素晴らしいと思うのだけれども、知らないところで不条理な人生を強いられている子供がいると思うと、自分に子供ができたからだろう、胸が締め付けられるような気持ちになる。これまでとは違う視点で作品を見ていることに気づいた。

この社会は大人が作っている。子供は自分の意思で生きる環境を選べない。子供は大人の作った社会を、大人に見守られて、生きている。が、大人誰もが、子供を守ろうとするわけではない。

ゴーリーの絵本を通じて、気づかなければいけないことがある。素晴らしいと思い込んでいる、「人間」という複雑で未熟な動物の闇の部分だ。人間の理性が作り上げた社会という共同幻想にうまく乗っかれない人間が、弱い人間を食い物にする。どれだけ時代が進んでも、社会にはそういう闇の部分が必ず残る。人間の倫理は、成熟しているとは言えないし、世の中に闇があるということを教えてあげるのも、大人の役目なのだろう。

at 22:15, OTOLAB, 生活・日記

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Thank you, Lisa...

always in my heart







友人が亡くなって、その友人のことを何も知らなかったと思う。

どんな人生を送ったんだろう。どんな最期を迎えたんだろう。

どんなひとだったんだろう。



小さな思い出の欠片を取り出したら、

僕の中にいた友人が笑ったり、怒ったりしてる。

あの頃にもっとあんなことを話してたらよかったな、

なんて思ったりして、それが自分への慰めに過ぎないと気付く。



人は変わる。心も身体も変わる。

友人は友人の時間を生きたのだし、

僕は僕の時間を生きている。



その中でほんの少しの時間を一緒に過ごせたんだから、

本当に出会えてよかったなって思う。

忘れっぽい僕がずっと覚えてるんだから、

本当にありがとうって思う。

at 16:31, OTOLAB, 生活・日記

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音と感情

2歳の娘が、意志を持ち始め、
言葉でどんどん主張しています。

少し前の話しなのですが、
妻がミックスジュースを作ろうとミキサーを使っていると、
2歳の娘が「こわ〜い」とおびえた様子で言うんです。

また、別の時にも妻が食器を洗った後、
ディスポーザーを使っていると
娘が「こわ〜い」と。。。


ミキサーは刃物が回転して中のものを細かく刻み、
ディスポーザーも高速回転して、刃で生ゴミを粉砕します。

大人は音を聞いて、それが何の音なのか経験で知っています。
その音の意味やその音がなった文脈などを知ってこわがるのは
わかりやすい。

ですが、娘は背が小さくてキッチンの上が見えないので、
ミキサーやディスポーザーを使っているのを見たことがないし、
どのようなものなのかを知らない。
なのに、あの音だけを聞いて怖がる。

意味を介さずに、ただ音という情報だけで、
反射的に恐怖の感情が生まれる。
これってすごいことですよね。


耳から得る情報は、直接感情に訴えるということなのか。
静かな環境で突然あの轟音が聞こえてきたので、
反射的に危ない→恐いという人間の本能なのか。

いずれにせよ、恐怖感を生む音があるということですね。


そうそう、掃除機で掃除をしている時に服とか大きいものを
吸い込んでしまった時の大きな騒音も「こわ〜い」ですね。

at 08:06, OTOLAB, 生活・日記

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adagio

音楽の美は、人を悲しみの淵から救ってくれるのだろうか。

adagio / Barber

at 01:02, OTOLAB, 生活・日記

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唱歌の時間と子どもの時間

子供が気に入ってるテレビ番組「にほんごであそぼ」を
よく一緒に見てます。
古い日本の歌とか伝統芸能、テキストを取り入れた番組で、
子供が見てる隣で僕も楽しんで見てます。


音楽が特に面白い。
唱歌や宮沢賢治などのテキストを詞にした音楽、
地方の言葉遊びや古典落語に音楽をつけたものなど、
子ども番組用の音楽という感じではなく、大人も楽しめる。


特に唱歌は、子供にとっては「出会い」、
僕にとっては「再発見」になるのですが、
今まで感じたことのなかった感動をおぼえるんです。


唱歌は、明治から昭和にかけて、文部省が
音楽教育のために音楽家に依頼してつくった音楽ですが、
唱歌というと小学校の時の教科書に載っていたのか、
どれもどこかで聴いたことがある、
だけど、古くさくてダサい音楽というイメージでした。


「冬景色」「旅愁」「故郷」「早春賦」「ペチカ」など…
おおたか静流が美しく透明な声で歌う唱歌は、
メロディの美しさが際立って胸に染み入る。
アレンジも秀逸で、これまで聴いたことがあるようで
なかった音楽になってる。
早春賦のブロウしまくるサックスとか
ペチカでのジャンベとか…面白い。




唱歌の流れる空間には独特のゆるい時間が流れます。
それは子どもたちには必要な時間かもしれない。


子どもは道を歩いていても、道ばたの草花に気を取られたり、
いっぱい寄り道をして、その中でたくさんのことを学んでいます。
「今」「ここ」を楽しみながら学ぶために
子どもには目的に追われない、ゆるやかな時間が必要です。
塾とかで将来の準備ばかりに追われる忙しい生活をしていると、
大切なことを学べない気がするんです。


唱歌の中には、豊饒な時間が内包されていると思います。
"どのような音楽を聴くかは、どのような時間を過ごすか”…です。
いつも大人の忙しい時間に子どもを合わせてしまいがちだけど、
唱歌みたいな音楽がそばにあれば、時間はゆったり流れはじめます。



おおたか静流の「旅愁」「早春賦」



at 10:00, OTOLAB, 生活・日記

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マザリーズと音色

小さな子供に話しかける時の、
いつもより高い声で抑揚をつけて話しかける話し方を
「マザリーズ」といいます。


どのような国でも、どのような言語圏でも
母親は共通して子供にそのような話しかけをするそうです。
マザリーズとは、『乳幼児の言葉の獲得や
情緒を育む重要な養育行動』です。


大人同士が話す時の、普通のトーンで話しかけるより
マザリーズで話しかけることで、
小さな子供は関心を示し、よく聴こうとします。


マザリーズは、“motherese”だけど
パパだって子供にマザリーズで話しかけるし、
すれ違いの見知らぬ人も
子供にマザリーズで話しかけてくれたりします。


マザリーズを聞くと、少し平和な気持ちになります。
子供向けに発された声の音色が、
とげのない優しい音色だからかな。




声の音色、声のリズム…声が発する情報は、
言葉の意味を解釈する以前に
感覚的な判断でとらえられます。


声はその人の印象を大きく変えますよね。
コミュニケーションの重要な要素ってことです。
いい声を「モテ声」とか言ったりしますし。


ちなみに大人の「モテ声」、あるアンケートによれば、
有名人の1位は、福山雅治さん、仲間由紀恵さんらしいです。


at 10:30, OTOLAB, 生活・日記

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爆音の快楽

ライブハウスとかクラブの大音量って
なんで気持ちいいんでしょう?

部屋で爆音で聴く音楽も、
ヘッドフォンで爆音で聴く音楽も、
周りの人たちには迷惑な騒音。
だけど、自分は気持ちいい。



爆音の中に身を置く快楽って
どこから来るんでしょう?

爆音の中では、まわりの環境音が聞こえない。
隣の人の息づかいが聞こえない。
爆音の中では、周りから自分が切り離される。
ひとりきりになれる。



爆音の中では、いつも頭から離れない考えから
離れられる。自由になる。
爆音の中では、思考が止まる。
自分からも自由に…なる?



その辺り、爆音の快楽…なのかな?

at 23:35, OTOLAB, 生活・日記

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