<< amadare3 | main | adagio >>

唱歌の時間と子どもの時間

子供が気に入ってるテレビ番組「にほんごであそぼ」を
よく一緒に見てます。
古い日本の歌とか伝統芸能、テキストを取り入れた番組で、
子供が見てる隣で僕も楽しんで見てます。


音楽が特に面白い。
唱歌や宮沢賢治などのテキストを詞にした音楽、
地方の言葉遊びや古典落語に音楽をつけたものなど、
子ども番組用の音楽という感じではなく、大人も楽しめる。


特に唱歌は、子供にとっては「出会い」、
僕にとっては「再発見」になるのですが、
今まで感じたことのなかった感動をおぼえるんです。


唱歌は、明治から昭和にかけて、文部省が
音楽教育のために音楽家に依頼してつくった音楽ですが、
唱歌というと小学校の時の教科書に載っていたのか、
どれもどこかで聴いたことがある、
だけど、古くさくてダサい音楽というイメージでした。


「冬景色」「旅愁」「故郷」「早春賦」「ペチカ」など…
おおたか静流が美しく透明な声で歌う唱歌は、
メロディの美しさが際立って胸に染み入る。
アレンジも秀逸で、これまで聴いたことがあるようで
なかった音楽になってる。
早春賦のブロウしまくるサックスとか
ペチカでのジャンベとか…面白い。




唱歌の流れる空間には独特のゆるい時間が流れます。
それは子どもたちには必要な時間かもしれない。


子どもは道を歩いていても、道ばたの草花に気を取られたり、
いっぱい寄り道をして、その中でたくさんのことを学んでいます。
「今」「ここ」を楽しみながら学ぶために
子どもには目的に追われない、ゆるやかな時間が必要です。
塾とかで将来の準備ばかりに追われる忙しい生活をしていると、
大切なことを学べない気がするんです。


唱歌の中には、豊饒な時間が内包されていると思います。
"どのような音楽を聴くかは、どのような時間を過ごすか”…です。
いつも大人の忙しい時間に子どもを合わせてしまいがちだけど、
唱歌みたいな音楽がそばにあれば、時間はゆったり流れはじめます。



おおたか静流の「旅愁」「早春賦」



at 10:00, OTOLAB, 生活・日記

comments(0), trackbacks(0), - -

comment









trackback
url:http://otolab.jugem.jp/trackback/109