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12音音楽の文脈

前回の投稿、12-tone musicですが、
100年くらい前のヨーロッパで生まれた12音音楽という音楽です。

西洋音楽は、何百年も前から脈々と受け継がれ、
形式やハーモニー、音色などを拡大し進化してきました。
そして、無調音楽にいたり、その先に生まれた
新しい音楽形式が12音技法だったのですね。

初めて聴くとよくわからない音楽ですよね。
普段生活の中ではあまり聴くことのない音楽だし、
でたらめに弾いてるようにも聴こえたり…



実は厳密な規則に従って、音が並んでいるのです。
前回投稿したヴェーベルンのピアノのための変奏曲は、
有名な12音音楽ですが、やはり作曲家の美学やセンスが反映されています。

12音技法の生みの親、シェーンベルクの12音音楽を聴いてみましょう。
聴き慣れないとどちらもあまり変わりなく聴こえるかもしれません。

5つのピアノ曲op.23-1/シェーンベルク




例えば、同じ組織で長く働いていると、
主語がない片言の言葉でも会話が成り立ったりします。
それは、相手がある仕事において同じタイムラインにいて、
何について話しているかすぐに想像できるからですよね。

文脈を共有した上で、会話が成り立つように、
音楽にも文脈を知ることで、わかるものがあります。

で、その上で聴いていると、だんだんと耳が開いてきて
その良さが美的にわかるようになってくる。
現代音楽はそういうところがありますね。



未来のまま通過して行った過去。

最近現代音楽を聴き直すことがあるので、
たまにブログで取り上げてみたいと思います。

at 22:34, OTOLAB, 音/音楽

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