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水琴窟

“水琴窟(すいきんくつ)”って知ってますか?

水琴窟っていうのは、江戸時代に日本庭園の装飾として水の音を楽しむためにつくられた仕掛けです。写真は、京都の円光寺の水琴窟。
円光寺 水琴窟

音はこんなの。iPhoneで録ってきました。


かすかに響く音は、よく耳をすまさないと聴き逃してしまうくらいとても小さな音。だけど、メタリックできれいな響きですよね。手水鉢(ちょうずばち)から流れ出る水が地中につくられた空洞の中に落ちて反響するという構造です。


水琴窟の他にも日本の伝統的サウンドオブジェに“ししおどし”がありますよね。こちらも日本庭園で見られて、『カコン』という音が周囲の静けさを際立てさせる。もともと農作物などを荒らす動物を追い払う目的から“鹿威し”と言われますが、こちらも風流な日本庭園の装飾として有名です。

写真は、詩仙堂のししおどし。
詩仙堂 添水

そして音はこんなの。


日本庭園を見学すると、昔の日本人が見た目の風景だけでなく、耳で聞く音景を大切にしていたのがわかります。そこに立って耳を澄ましてみると、豊かな音があふれていることに気がつくんです。小川があり、滝があり、池がある。水が流れ、響く。鳥が鳴き、虫が鳴く。

詩仙堂



耳を澄ませるだけで気持ちが少し豊かになる。
耳を澄ませればそこに音楽がある。

at 23:00, OTOLAB, 音/音楽

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