育児と環境

少し前に“ストレスと耐性”についての本を
読んでたのですが、そんな時に、
『子供をあまり静かな環境で育てると
神経質になってしまうのでよくない。』
という意見を知人から聞き、少し考えました。


静かな環境というのは、騒音が少なくて、
ストレスの少ない環境のことで、
それに慣れてしまうと、
小さな物音にも過敏に反応するようになってしまう…と。
だから、子供のために特別静かな環境なんて必要ない…と。


ストレスへの耐性は、ストレスを与えることでしか
鍛えられないですし、それは耳からの刺激も
同じことだと思います。
なので、耳からの刺激、騒音が全くない環境にいることで、
その耐性ができないというのは正しいことのように聞こえます。


だけど、子供の年齢や状況によっては、
正しい考えとは言えない気がします。


例えば、眠る時や休息が必要な時って、
騒音が少ない静かな環境の方が良いです。
日常生活で受けたストレスは、眠っている間に回復されます。
眠りの環境は、できるだけリラックスできる環境がよいでしょう。
それは、大人だって同じだと思います。


1日のほとんどの時間を眠って過ごす乳児期ならば、
できる限り静かな環境を与えてあげた方が良いでしょう。
活動的になってきた幼児期なら、起きている時間に
少しずつ身の回りの騒音に慣れていけば良い。


保育園で生活していると、
大勢の生活音にさらされて生活しなければいけないし、
外に出れば、車や電車の交通の音があふれている。


人は騒音に意外と早く順応することができるし、
それは、子供のうちであればなおさらです。


子供が活発に活動する時間帯は
周りの音なんてあまり気にせずに活動し、
眠りの時間には静かな環境を、
というように分けて考えればいいということですね。


at 23:30, OTOLAB, 生活・日記

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孤独

自分が好きなものを誰とも共有できないことは、
不安なことかもしれないけど、
人に合わせる必要なんかない。

日本で一番売れている音楽を好きでないからって、
自分は変わってるなんて思わなくていいし、
聴きたくないものは聴かなくていい。

自分の好きなものをよく知ること。
自分の孤独を確認すること。

自分の奥に秘められた本音を引き出すこと。
そこからしかはじまらない。

nakanoshima

at 23:52, OTOLAB, 生活・日記

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1歳のコミュニケーション


まだ言葉を話せない1歳の娘とコミュニケーションが成り立っていることは、
考えてみると不思議なことやな〜、と思うんですよね。

娘の表情や言葉になってない声で、おなかが空いてるのか、
うんちがしたいのか、眠たいのかとか大体わかる。
遊びたい時は全身で表現してるし…なんとなく伝わってくる。

ぼくが察してるだけでなく、娘の方もぼくの感情を少しはキャッチできる。
例えば娘がつかまり立ちをしたのをほめてあげると娘は手を叩いて喜ぶ。
ゴミ箱をかきまぜて遊んでるのを怒ると手を止めて、こっちを見て
「やっぱ、ダメ?」みたいな顔をする。

そういう気持ちが通い合った時に、ふと言葉を理解できなくても
こちらの気持ちを読み取ってることに驚くんですよね。



考えてみると大人の社会でもコミュニケーションって、
言葉以外のやり取りが多いですよね。
表情や声、しぐさ…言葉以外の表現から読み取ってる。

娘を観察してるとすごい愛想がいいんです。
通りすがりの見知らぬ人たちに「あぅっ」とか声をかけ、
笑顔を振りまいてる。たまに手を振ったりして。

相手の人たちも笑顔で返してくれて、立ち止まって話しかけてくれる人もいるから、
娘も喜んでどんどんナンパが上達してる。
同じことをぼくがやると立ち止まるどころか気持ち悪がられるよな〜
とか思いながら見てるんですけど。。。



やたらコミュニケーション力を問われる現代ですけど、
コミュニケーション力って言葉の表現力だけじゃないんやなぁと
子どものコミュニケーションから気付かされます。

人に与える印象や人の気持ちを動かすのは、
まずは表情や声、ファッション…言葉以前ですもんね。

at 09:00, OTOLAB, 生活・日記

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前衛による静かな静かな音楽

少し前に、もう少しで1歳になる子どもと一週間ほど二人暮らししたんです。


朝6:30に起きて、洗濯して、7:00に子どもを起こして、ミルクを飲ませ、オムツをかえ、7:30にご飯を食べさせながらご飯を食べ、オムツをかえ、うんちがひどいとお尻をシャワーし、おもちゃで遊ばせてる間に洗濯を干し、身支度し、着替えさせ、8:30に出発して保育園に送り、仕事に行って、18:30に仕事を終わらせて、18:33の地下鉄に飛び乗り、19:00に保育園に迎えに行き、家へ帰り、ご飯を食べさせながらご飯を食べ、お風呂に入れ、ミルクを飲ませ、21:00に寝かしつけ、洗濯して、洗い物して、子どもの保育園の準備をし、倒れるように寝る…


その間、悪いことに子どもの風邪がうつってしまい、
熱が39度でて、せきがとまらなくなり、目から目やにがとまらなくなり、
子どもに風邪をうつしたら行けないのでソファで寝てたら、
なかなかよくならず、結局3週間くらい風邪が続いてて治らない。


「あぁ死にそう…」と思わず溜息が漏れた、
ボロボロなあの頃に聴いて気持ちよかった音楽。


In a Landscape / Stephen Drury

前衛の音楽家ジョン・ケージの作曲だけど、
彼のアヴァンギャルドでノイジーな音楽からは
想像できないような静かな静かな音楽です。

at 10:00, OTOLAB, 生活・日記

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再稼働?

今年2012年のこどもの日に日本の原発54基が全て停止しました。

それは、日本政府が「脱原発」へ政策転換した結果としての停止ではなく、
「再稼働」にしがみつき、説明不十分なまま場当たりの対応に終始し、
失態を重ねたことが原因の“消極的な運転停止”だったことが残念でした。

そして今、政府は大飯原発の再稼働に向けて動いています。
あいかわらず安全基準の策定が遅れたままで、
原発の安全性や必要性の説明を国民に十分にしないままで。
東北大震災時の原発事故が、政府の隠蔽体質を明らかにし、
誰もが日本政府を信用できなくなっているのに。

日本のような地震大国では原発のリスクが高すぎる。
安全性が確認されないままの再稼働なんてあり得ない。
そもそも原発がなければ本当に電力は足りないのか、
それすらわからない。。。

僕たちは自分で情報を集め、
その真偽を自分で判断するしかないのです。

at 10:00, OTOLAB, 生活・日記

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赤ちゃんの快眠講座

 “赤ちゃんの眠りと音楽”という記事で
赤ちゃんの眠りは、『“眠りのシチュエーション”を
つくって習慣づけてあげることが大切』なんて
イクメンなことを書いたのですが、
これは僕が読んだ唯一の育児書に書いてあったんです^^;




この本は友達が勧めてくれて、
妻が出産する前、“子どもが産まれてくる心の準備”のために
読んだんですが、とてもいい本なんです。


「育児書」っていいつき合い方をしないとしんどいだけのモノでしょうが、
タイトルの通り、赤ちゃんとお母さんが
朝までぐっすり眠るための眠りや授乳のスケジュールが書かれた本で、
赤ちゃんの夜泣きで睡眠不足のお母さんお父さんにおすすめです。


読み込んでいくと“そろそろ眠たくなってるな”とか、
“そろそろお腹すいてるな”とか
赤ちゃんが泣き出す前に欲求がわかるようになってきて、
生活のサイクルがわかってくるんです。


本に書いてあるスケジュール自体も大切ですが、
赤ちゃんへの理解が深まる点がこの本を推薦する理由ですね。
まぁ育児書なんてこの1冊しか読んだことないんですけど。。。


追伸)
うちでは赤ちゃんが寝る時、いつも同じ音楽をかけてあげると
前に書きました。最近保育園に行き始めたんですが、
音楽がないからか、保育園でのお昼寝の時間にうまく寝付けないそうなんです。

なので保育園に行く赤ちゃんには、音楽で寝かしつける習慣は
お勧めできないかもです。


追伸2)
twitterをはじめたので、フォローをお願いします!
@tsuyoshi_michi

at 00:30, OTOLAB, 生活・日記

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騒音と順応


都会生活から切り離せない騒音。
アスファルトをこする車のタイヤやバイクのエンジン音、高架を走る電車の音…
耳は、静かな環境で暮らすよりも多くの刺激にさらされています。

とはいえ、大きな騒音って、
その中で生活を続けていると慣れてくるもので、
不快感を感じなくなっていきます。

僕は静かな田舎で育ったので、都会で生活をはじめた頃、
騒音がとにかく不快でしたが、今となれば騒音が気になることは
そんなにない。

感覚が騒音あふれる環境に順応したわけですが、
これはちょうど筋力トレーニングに似ています。
身体に適度なストレスを与え続けることで筋力アップして、
より強いストレスに耐えられるようになるように、
聴覚からの刺激の許容範囲が増えるんですね。

つまり、「慣れる」というのは、
ストレス耐性が高まるということなんですね。


0歳の娘を外に連れはじめた頃、
少し散歩して帰ると、娘はすごく疲れて、家に帰ってきても興奮したままで、
なかなか落ち着くことができずに、その後寝つくことができませんでした。

ですが、今は抱っこひもやベビーカーから外を見回す余裕がある。
乳児の順応の早さは大人以上かもしれません。


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at 18:50, OTOLAB, 生活・日記

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pina

言葉にすることでこぼれ落ちる
無数の感情のかけら。

言葉にならない想いや感情は、
誰かに伝えられることなく
心の奥深くに沈む。

言葉はあまりに論理的だから、
僕らは微妙な感覚を伝えることをあきらめる。



映画“Pina”を観ました。
ドイツのダンサーで振付家、
ピナ・バウシュをご存知でしょうか。

ピナの舞台では身体が、
喜びも、悲しみも、恐怖も、希望も表現する。
それは、言葉みたいに意味や概念を介さず、
心に直接響く。

優しくなでられたり、かき乱されたり、
刃物を激しく突き立てられるような痛みや衝撃だったり。。。

僕はスクリーンの前で、
言葉に表されることのなかった感情が
再びこみ上げてきて、
何度も笑い、涙があふれた。



ピナ・バウシュが2009年に亡くなるまで、
僕は、彼女のダンスカンパニー、
ヴッパタール舞踏団の公演を3回観に行くことができました。

舞台を観に行くと、ダンサーたちが踊っているのを
同じ空間で観れるわけですが、
舞台と客席は遠く、もっと近くで観たいとか、
違う角度から観たいと思っていました。

アルモドバル監督の映画“トーク・トゥ・ハー”には、
ピナ・バウシュとヴッパタール舞踏団の舞台が登場するのですが、
それを観て以来、ずっとピナの舞台を映像で観たいと思ってたので、
それがかないました。

ピナの舞台には、人生がつまっていて、
そのダンスは、観る者の感情を揺さぶります。
人には“芸術”が必要なんだと思うんです。

pina


at 22:00, OTOLAB, 生活・日記

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台湾

台湾の都市、台北-タイペイ-に行ってきました。
台北はとても活気がある街。

夜遅くまで開いてるお店が多くて、
いろんなとこで人がにぎわってる。
台北には、歴史のある寺院もあれば、
ショッピングモールやデパートなども多くて
観光客が多い。


“士林夜市”に夜中の0時まわってから行ってみると
人がまだいっぱいいて、雨が降ってても関係なく屋台を出してる。
飲食屋台、服屋、雑貨屋もたくさんあって、
おしゃれをしてる地元の若いカップルがバイクに
2人乗りしてやってくる。

台北 

お店からたまたま聞こえてきた台湾のポップスは、
R&B系もロック系もJ-popやK-popに近い音つくりで、
若者をターゲットにした、アフリカ的要素が少ない
現代的なアジアンな音でした。

ITも普及してるようで、
経済的に高度成長期というより成熟期にさしかかってるような
印象を受けました。

台北 

一方で、「千と千尋の神隠し」の舞台になった“九分”は
たくさんの観光客がにぎわっているものの、
昔栄えた街がそのままタイムスリップしてきたような
レトロな雰囲気。

台北 

車やバイクがすごく多いし、運転が荒いので
タクシーに乗ると恐いんですが、
レストランに行くと昼でも夜でも
現地の人たちが大人数のグループで円卓を囲んで
一緒にご飯を食べてて、なんか温かい。

歴史のある寺院なんかは
装飾が派手できらびやかで
見てて楽しい。
宗教的な背景を調べとけばよかったなと
少し後悔。

台北 

台北 

台北の空港もかっこよかった。

台北 

台北

at 23:00, OTOLAB, 生活・日記

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2011年の祈り

2011年もあと半月を切りました。
今年はこれからも記憶に残り続けるであろう出来事が
いろいろとありました。
第一子の誕生、そして未曾有の被害をもたらした
東北の大震災。。。

命を得た喜びと失った悲しみ。

それぞれ感情は両極にあるのに、
いずれもこれほど祈りたくなるようなことは
経験したことがありませんでした。

僕たちは、自分の力が及ばないことに遭遇した時、
祈りたくなるような気持ちになります。
だけど、普段の生活にお祈りの習慣がない僕たちは
祈り方すらわからない。

音楽は、祈りのためにただ静かな時間と
心に静けさを与えてくれるように思います。

Arvo Part / Da Pacem Domine



at 12:00, OTOLAB, 生活・日記

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